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module: 096-03
language: ja
chapter: 96
title: "一般病理学・診断病理学―病変パターン、検体、臨床病理学的推論"
module_title: "検体、診断法、臨床病理学的推論"
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# 検体、診断法、臨床病理学的推論

## 臨床上の問いと分析前段階
### 過程は検査室へ届く前に始まる
### 問いが部位、速度、固定液、処理を決める
#### 無菌、未固定、凍結、遮光
### 誤った検体では正しい問いに答えられない
### 病歴、部位、画像、既治療と統合
### 虚血時間が分子と細胞形態を変える
### 圧挫、焼灼、乾燥、汚染の人工像
### 小生検は限局性病変を外し得る
#### 壊死や反応性組織だけを採ることも
### 識別と方向を追跡可能な連鎖で保存
### 少量組織の配分を事前に判断

## 肉眼検査
### 大きさ、重量、色、硬さ、断端
### 断端標識、開放、切開、リンパ節検索
### 腫瘍、境界、最深浸潤からブロック採取
### 写真や図で空間関係を保存
### 採取の兼ね合い
#### 多すぎれば時間と組織を消費
#### 少なすぎれば偽の安心

## 固定と処理
### 固定は自己融解と腐敗を抑える
### ホルマリンは蛋白を架橋
#### 固定遅延や過剰で検査が変わる
### 脱灰は抗原と核酸を傷める
### パラフィン処理と薄切
### 凍結切片は迅速だが確定性に劣る
#### 氷晶人工像と限定採取

## 通常染色での形態
### ヘマトキシリンは核、エオジンは細胞質
### 構築、極性、間質、壊死から読む
### 次に核と細胞質の詳細
### 異型は悪性と同義ではない
#### 修復、感染、放射線、変性

## 特殊染色と免疫組織化学
### 特殊染色は限定した問いに答える
#### 微生物、粘液、鉄、アミロイド
#### 感度は標的量と保存に依存
### 他の手法も固有の人工像と限界
### 免疫組織化学は蛋白を局在化
#### 系統、原発部位、増殖、受容体
#### 完全に特異的なマーカーはない
#### 段階的パネルが広範パネルに勝る

## 検体の種類
### 細胞診は低侵襲だが構築情報が少ない
#### セルブロックで組織像と免疫染色
### 針生検は構築と悪性度評価を支える
### 切除は境界と不均一性を示す
### 切除標本で病理学的病期を評価
### 最小侵襲が最小負担とは限らない

## 血液病理と分子検査
### 血算、塗抹、骨髄、遺伝学を統合
### フローサイトメトリーは軽微な異常集団を検出
### 染色体分析は大きな構造・数的変化
### 蛍光インサイチューハイブリダイゼーション
### PCRとシークエンスで変異を検出
### 感度と腫瘍比率に照らして解釈
#### 顕在悪性腫瘍なしのクローン変化
### マーカーの役割を混同しない
#### 診断マーカーは疾患名を助ける
#### 予後マーカーは転帰を推定
#### 予測マーカーは治療反応を推定
#### 監視検査は既知クローンを追跡
### 異常細胞が少なければ陰性でも除外不可

## 腫瘍報告
### 悪性度は分化、病期は広がり
### 組織型、大きさ、深達度、浸潤、断端
### 陽性断端の意義は文脈で変わる
### 術前治療は退縮像を作る

## 相関、不確実性、品質
### パターンは最終説明ではなく鑑別を持つ
### 不一致なら識別と採取を再検討
### 報告で確実性を明示する
#### 確定、優先解釈、判定困難、不適
### 緊急所見は直接伝達する
### 予測値は有病率に依存
### 選択バイアスと検証バイアス
### 合議は不自然な精密さより誠実

## 剖検と診断の連鎖
### 剖検は死因、機序、治療を監査
### 死因は合理的な因果系列で示す
### 採取が形態を、形態が追加検査を導く
### 確信度は検体適切性を超えない
