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module: 096-02
language: ja
chapter: 96
title: "一般病理学・診断病理学―病変パターン、検体、臨床病理学的推論"
module_title: "炎症、修復、線維化、環境傷害、全身反応"
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# 炎症、修復、線維化、環境傷害

## 炎症の目的
### 危険認識、原因封じ込め、修復準備
### 過剰、遷延、収束不能で病的になる
### 炎症と感染は同義ではない
#### 無菌性梗塞、結晶、外傷、腫瘍

## 急性炎症の血管・細胞変化
### 数分から数日、血管、血漿蛋白、好中球
### 常在細胞が危険パターンを検出
### 細動脈拡張で熱感と発赤
### 透過性亢進で蛋白に富む液体が漏出
#### 腫脹と赤血球濃縮による流れの遅延
### 白血球の辺縁化、ローリング、接着、遊走
### 好中球が早期に到着
#### 顆粒、酸化系、蛋白分解酵素、トラップ
#### 微生物を殺すが宿主も傷害
### 単球がマクロファージとなる

## 滲出物とメディエーター
### 漿液性は細胞の少ない液体
### 線維素性は線維性癒着へ器質化し得る
### 化膿性は膿を形成
#### 膿瘍は排液が必要なことがある
### 潰瘍は上皮喪失と下層の炎症
### ヒスタミンは迅速な拡張と漏出
### プロスタグランジンとロイコトリエン
### 補体はオプソニン化と白血球動員
### 腫瘍壊死因子とインターロイキン1
### 一経路の阻害は防御を弱め得る

## 全身反応と収束
### 視床下部プロスタグランジンで発熱
#### 悪寒は新設定温度への熱産生
### 急性期蛋白増加、アルブミン減少
### 高度活性化で漏出と凝固障害
### 収束は能動過程
#### 刺激除去と好中球動員の停止
#### アポトーシス好中球を貪食
#### 収束破綻で傷害が持続

## 慢性炎症と肉芽腫性炎症
### 数週から年、浸潤、破壊、修復
### 持続感染、自己免疫、毒性、腫瘍
### マクロファージはシグナルで変化
### 肉芽腫は類上皮細胞と多核巨細胞
#### 感染性と非感染性の原因
#### 乾酪化は支持的だが特異的でない
#### 微生物が少なく統合的検査が必要

## 再生と瘢痕形成
### 再生には増殖細胞と足場が必要
### 広範傷害や基質破壊では瘢痕
### 血管新生で新生毛細血管
### 肉芽組織は肉芽腫性炎症と別物
### 線維芽細胞が基質を沈着
#### 三型から一型コラーゲンへ再構築
### 基質金属蛋白分解酵素の均衡
#### 分解過剰は修復を弱める
#### 合成過剰は線維化を生む
### 筋線維芽細胞が創を収縮

## 創傷治癒と合併症
### 一次治癒は清潔な創縁の密着
### 二次治癒は収縮と基質沈着が多い
### 抗張力は徐々に増し完全には戻らない
### 感染、灌流不良、糖質コルチコイドで遅延
#### ビタミンC欠乏で水酸化障害
### 肥厚性瘢痕は創内にとどまる
### ケロイドは創外へ広がる
### 癒着と拘縮

## 臓器線維化
### 慢性臓器傷害の共通最終経路
### 反復傷害が間葉系細胞を活性化
### トランスフォーミング増殖因子ベータ
### 硬化がメカノトランスダクションで増強
### 架橋と実質喪失が可逆性を制限

## 環境傷害
### 用量、経路、期間、代謝、感受性
### 粒子径が沈着部位を決める
### 線維は除去されにくい
### 職業歴は生涯にわたり聴取
### 代謝活性化で反応性中間体
### 遺伝毒性発癌物質は安全量を仮定せず
### 電離放射線はDNAを損傷
#### 確定的影響は閾値超で重症化
#### 確率的発癌リスクは確率で増加
### 熱傷、寒冷、電撃、圧迫
#### 電撃は皮膚所見小でも深部壊死

## 全身性炎症と敗血症
### 単一メディエーターや検査値で診断不可
### 感染でも無菌性傷害でも起こる
### 敗血症は調節不全反応と臓器障害
### 微生物減少後も傷害が続く
### 防御と修復も疾患を起こし得る
