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module: 049-02
language: ja
chapter: 49
title: "消化器系の問診、診察、検査、急性症候群"
module_title: "ベッドサイド腹部推論、生理的結果、時間依存性検査"
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# ベッドサイド腹部推論と時間依存性検査

## 生理学的地図としての病歴
### 疼痛開始と移動は炎症の拡大を示す
### 嘔吐内容は通過障害の高位と期間
### 便の性状は出血、炎症、吸収不良を区別
### 緊急度：灌流、敗血症、腹膜刺激、臓器不全

## 疼痛の機序と病歴
### 内臓痛は局在が悪い
#### 求心路が複数脊髄分節へ収束
#### 前腸は心窩部、中腸は臍周囲、後腸は下腹部
### 壁側腹膜：鋭く局在し咳で悪化
#### 中央から局在部への移動はこの移行
#### 高齢、免疫抑制、妊娠では所見が弱い
### 突然最大の腹痛：穿孔、動脈閉塞、破裂
### 疝痛：抵抗に対する収縮
#### 胆道痛は開始後一定のことが多い
### 不釣り合いな痛みは腸間膜虚血を示唆
#### 腹膜炎症前に粘膜・筋が低酸素
### 迅速に鎮痛し反復診察する
### 時刻、放散、事前確率の修飾因子を記録
#### 改善だけで危険病変を除外しない

## 嘔吐の結果
### 胃酸喪失で代謝性アルカローシス
#### 容量収縮がナトリウム保持を活性化
#### 遠位カリウム・水素喪失が続く
### 低カリウムは腸運動と心伝導を損なう
#### 閉塞と嘔吐を悪化させる
### 遠位腸管喪失は重炭酸でアシドーシス
### 水だけでなく塩化物とカリウムを補う
### 嘔吐停止は閉塞改善ではない

## 出血重症度と蘇生
### 色は重症度を示さない
#### コーヒー残渣様物は活動性出血と共存
#### 黒色便は小腸・右結腸からも
#### 急速上部出血は鮮血便となり得る
### 初期ヘモグロビンは正常なことがある
### 灌流徴候と持続喪失が蘇生を導く
### ヘモグロビン低下は輸液希釈も反映
### 出血源、止血、抗血栓薬再開は別の決定

## 診察
### 触れる前に始まる
#### 静止する患者は腹膜刺激を示唆
#### 落ち着かない動きは疝痛に多い
### ショックや意識変化では先に蘇生
### 随意性防御は軽くなり硬直は持続
### 反跳検査は不要で疼痛を与える
### ショックを伴う拍動性腫瘤は圧迫しない
### 腸雑音の識別精度は低い
#### 膨満、排便・排ガス停止、画像が有用

## 検体検査と妊娠
### 検査は結果と競合機序を測る
### リパーゼは適合症候群でのみ膵炎を支持
### 早期腸間膜虚血で乳酸正常のことがある
#### バイオマーカーは高リスク解剖を覆さない
### 生物学的に可能なら妊娠検査
#### 関係状態だけに頼らない
#### 子宮が臓器を偏位し徴候が異なる
#### 恐怖で必要な画像を遅らせない

## 画像診断と内視鏡
### 画像は問いと安定性に従う
### 超音波は迅速だが術者とガスに依存
### コンピュータ断層は閉塞移行点を示す
### 血管撮影は緊急、門脈相は血管を見逃す
### 未制御出血では手術室が必要なことも
### 内視鏡は生理的準備を要する
#### 前処置は脱水と電解質異常を悪化
#### 重症大腸炎の全大腸検査は穿孔リスク
#### カプセル停留は開通性評価で減らす

## 閉塞と穿孔
### 機械性・機能性、単純・絞扼
### 閉鎖ループは二点で閉塞
#### 膨張が静脈、次いで動脈流を損なう
### 腸管膨張は自己増悪循環を作る
#### バリア破綻、菌移行、壊死、穿孔
### 疝痛から持続痛へ変われば再評価
### 穿孔はガスと消化内容を放出
#### 被覆・小穿孔では遊離ガスがない
#### 問いは汚染と組織生存の制御可能性

## 腹腔外疾患と連続再評価
### 腹腔外原因：心筋虚血、肺炎、ケトアシドーシス
### 輸液反応は解決を証明しない
### 同じ部位を時刻と検査者とともに比較
### 「腹部軟らかい」で虚血を除外しない

## 安全な退院
### 疼痛改善以上が必要
### 明示的な再受診条件を説明
### 未確定結果の責任者を割り当てる
### ティーチバックで警告徴候と予定を確認
### 退院は監視を地域へ移す計画
