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module: 043-02
language: ja
chapter: 43
title: "加齢、フレイル、多剤併用、高齢者総合評価"
module_title: "生理的予備能、薬剤負担、機能、目標に整合する高齢者診療"
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# 予備能、薬剤負担、機能、目標

## 狭まった予備能と疾患の現れ方
### 安静値は正常でも予備能は狭い
#### 急性疾患は複数閾値を同時に越える
### 転倒、混乱、不動、新規依存
### 基準機能は診断的バイタルサイン

## フレイルと機能
### 多次元予備能低下と回復不良
#### 年齢、併存症、障害と同一でない
### 得点は集団リスクの推定のみ
### 寄与因子は修正可能
### 小さな侵襲が依存の連鎖を始める
#### 初日からの早期離床で予防
### 「自立」の一語でなく具体的に聞く
### 退院先は回復軌跡と目標で決める

## サルコペニア
### 筋力低下に筋量・筋質低下を伴う
### 握力、椅子立ち上がり、歩行速度
### 漸進負荷のレジスタンス運動
### 機械刺激なしに蛋白で再建しない

## 心血管加齢と起立性低血圧
### 動脈硬化、後負荷、拡張期充満
### ベータ応答低下が代償を制限
### 多因子が起立性低血圧を作る
### 臥位安静後、数分後まで測定
### 心拍反応で原因を区別する
#### 神経原性は心拍上昇が小さい
#### 容量不足は通常より増える
### 日誌で現実条件に治療を合わせる

## 腎機能と薬物動態
### 筋量低下で腎機能を過大評価
#### 推移、シスタチン、実測クリアランス
### 水・ナトリウム・カリウム予備能低下
### 水溶性負荷量は高濃度を作る
### 薬力学が薬物動態より重要
#### せん妄、転倒、低血糖、出血

## 薬剤照合と減薬
### 実際の服用を問う
### カスケードは前薬の副作用を治療
### 減薬は監視付き治療試験
#### 重複、現毒性、適応欠如を優先
#### 予防薬は絶対利益と時間で判断
### 急中止は離脱・反跳を起こす
### 基準値を取り段階的に変更
### 成功は薬数でなく機能で測る

## 機序を持つ事象としての転倒
### 前・最中・後を聞く
### 複数の原因が併存し得る
### 同定因子を治療する
### 起き上がれないことは害を予測
#### 圧迫損傷、横紋筋融解、低体温
### 歩行可能でも骨折を除外しない
### 単に「機械的転倒」と記さない
### 段階的再開で廃用を避ける

## せん妄と包括的評価
### 脆弱宿主の急性脳ネットワーク障害
#### 認知症は急性低下を説明しない
#### 静かな患者は低活動型かもしれない
### 原因除去と見当識、概日手掛かり再建
### 並行問題を一つの優先計画へ
#### 実施と担当割り当てで有効となる

## 栄養と排泄自制
### 体重減少は疾患と機能の双方
### 食形態変更は摂取を減らし得る
### アルブミンは炎症と疾患を反映
### 排泄自制はアクセスと介助に依存
### 抗コリン治療は認知と転倒を悪化
### カテーテルは適応と抜去計画が必要

## 意思決定能力と目標整合ケア
### 特定決定について特定時点で評価
### 障壁が能力欠如に見えることがある
### 決定、選択肢、本人の言葉の理解を記録
### 能力は全か無かではない
### 代理人は本人の価値観に基づく
### 最良、最悪、最も可能性の高い転帰
### 少なくせず比例した診療
### 計画は最優先目標と再評価を順位付け
#### 緩和とリハビリを同時に用いる
