---
module: 008-02
language: ja
chapter: 8
title: "血行動態、血管調節、血圧"
module_title: "血管インピーダンス、微小循環不全、そして血圧表現型"
source_sha256: be973ac57c9e4a3fb67c31cc7dea2f058297fa0ad31f9f9d688b979ed7302e84
---
# 血管インピーダンスと微小循環不全

## 定常抵抗を越えて
### 循環は拍動性で抵抗だけでは足りない
### 抵抗は平均圧と平均流量の関係を捉える
### インピーダンスは慣性、反射、周波数も含む
### 平均抵抗が同じでも収縮期負荷は異なる
### 細動脈収縮は平均抵抗を上げ血流を再分配
### 大動脈硬化は拍動負荷を増す
### 薬剤群で容量、抵抗、心拍数への影響が違う

## 反射波と脈圧
### 収縮期に弾性動脈が駆出容積を蓄える
### 拡張期の反跳が前方血流を維持する
### コンプライアンス低下で脈波伝播速度が増す
### 反射波が拡張期でなく収縮後期に戻る
### 中心収縮期圧と左心室仕事量が増える
### 冠灌流を支える拡張期圧が低下しうる
### 広い脈圧：硬い動脈か大きな一回拍出量
### 狭い脈圧：一回拍出量低下か測定の問題
### 末梢脈圧と中心大動脈脈圧は異なる

## 灌流圧と自動調節
### 灌流圧＝流入圧−流出圧または周囲圧
### 脳：頭蓋内圧に対する動脈圧
### 腎：糸球体循環とボーマン嚢の圧較差
### 冠：心室圧に対する大動脈拡張期圧
### 細動脈緊張が一定範囲で血流を保つ
### 慢性高血圧は作動範囲を移動させる
### 急な降圧は脳や腎の低灌流を招く
### 重度高血圧は上限を越え微小血管を傷める
### 脳では二酸化炭素が強力な拡張因子
### 腎は筋原性応答と尿細管糸球体フィードバック
### 輸入と輸出細動脈の緊張が糸球体内圧を決める

## グリコカリックスと液体移動
### 内皮表面の薄い生物活性層
### 透過性、機械刺激感知、凝固、白血球に関与
### 直下のタンパク濃度と有効膠質浸透圧勾配
### 炎症、高血糖、虚血再灌流、ずり応力で破綻
### 毛細血管の大部分で正味濾過が起こる
### 静脈端での持続的再吸収は例外的
### 長期の均衡はリンパ機能が担う

## 間質コンプライアンスと浮腫
### コンプライアンスが組織圧上昇の速さを決める
### 低コンプライアンス：区画と頭蓋内の腫脹
### 疎な組織は圧上昇前に多量を蓄える
### 危険性は量だけでなく部位に依存する
### 浮腫と血管内容量減少は共存しうる
### タンパク質に富む漏出が有効容量を下げる
### 低アルブミンはナトリウム貯留などと相互作用

## 静脈機能とストレス容量
### 非ストレス容量はほとんど圧を生じない
### ストレス容量が血管を伸展し還流を駆動する
### 静脈収縮は平均全身充満圧を上げる
### 右心房圧が充満圧へ近づくと還流は減る
### 過度の陰圧では胸腔内静脈が虚脱する
### 右心不全は容量増加なしにうっ血を起こす
### 高い静脈圧は腎と肝の排液を妨げる
### 弁不全は歩行時静脈高血圧をもたらす
### 圧迫療法の前に動脈血流を評価する
### 自発吸気は右心房圧を下げ還流を支える
### 胸腔内陽圧は還流勾配を小さくする
### 陽圧は左心室後負荷と肺うっ血を減らしうる

## 微小循環不全と分布異常
### 圧が回復しても灌流が正常とは限らない
### 内皮腫脹、白血球接着、微小血栓で不均一
### シャントと赤血球変形能低下が抽出を制限
### 分布異常性ショックは圧と流量を分離する
### 心拍出量が高くても分布は異常でありうる
### 後に心筋抑制と漏出で拍出量が低下する
### 昇圧薬は圧を戻すが症候群は扱わない
### 乳酸は複数の経路で上昇する
### 重症度と推移の指標として文脈で読む

## 血圧表現型と測定
### 診察室、家庭、昼間、夜間は別の条件
### 白衣高血圧：診察室で高く院外では低い
### 仮面高血圧はリスクを見逃させる
### 夜間低下の消失は睡眠呼吸障害や腎疾患を示唆
### 起立性評価には標準化と症状の対応が要る
### カフ式機器は動脈振動から圧を推定する
### 不整脈、振戦、硬化、装着不良は精度を下げる
### 極端な値は臓器傷害の評価と並行し再測定
### 何がその圧を生むのかを問う
### 体位、運動、治療に伴う推移が予備能を示す
### 平均圧が上がっても末梢冷感や乏尿は残りうる
### 容量反応性は必ずしも投与の適応ではない
